星好きな方にはいわずもがな。の名著ですね。

国際的な知名度も高い「藤井旭」さんの著書。
天体写真家という枠を超えた活動もされていて'あぽん'のあこがれの的です。
これまた有名な愛犬チロとの心温まる思い出を綴られた一冊ですが、藤井さん自身の自伝的要素も含まれています。
'出てくる人物も、古在由秀氏、村山定男氏、大野裕明氏、渡辺潤一氏と著名な方々ばかりで、逆に当時のコミュニティーのアットホームさがかいま見られます。

ほのぼのとした口調で語られていますが、人間、本当に好きなことをやりつづけると、仲間もあつまり、思わぬことを成し遂げられてしまうということが、強烈なメッセージとして伝わってきました。
最近流行のガツガツとした自己啓蒙書とはひと味違った味わいのある本でした。

84年に刊行されていたのですが、実は今日初めて読みました。お恥ずかしい限りです。